2024-02-23 今 poem 今の空は白の天井 ガキの頃はこれが木目であって どこもかしこも顔に見えたもんだ 降り注ぐエアコンの風はぬるく 次第にカサつく手肌を眺めた いつか切った手のひらの傷は 生命線に並行に寄り添っている 私はえらい長生きするかもしれない 心臓がざわついていて 頓服薬を飲んだけれど 曇天のせいかなんか 何もかわらなくて苛立ち せめてもの白湯を飲もう 唯一の丁寧な暮らしアイテム、鉄瓶で お湯を沸かした