日曜朝さんぽ

 

いろんなかわいい音たち

あたしを五分起きに起こそうとしてくる

けどごめんよ

このまっしろ毛布ちゃんもかわいいのよ

なんとか起きたらGO

セロトニン生成のため

とぼとぼ歩くのさ

 

ウツさん しょうがないよね

しばらくきみとの共存了承

はいOK

 

抜ける空

目から深呼吸

蔑ろにしてたのかもなあ

土地から何から透明を纏って

この身体に入ってくる気がする

先ほど保湿した頬が冷たく

あまいカフェラテが欲しくなる

いつか早朝カフェでも開こうかな

どっかの畑の野焼きがアロマ

ひとんちの玄関 刺さったままの新聞

理髪店のクルクル 青白赤

筋肉 骨 血だったかな

母が教えてくれた気がするな

てか近所に3軒もあんのか理髪店

 

神社になびく ひのまる

色々思うこともあるよ

厄祓いしたいけど迷うよ

基本憤ってるわたしが

今気持ちいいのは確かだが

 

傾いた家にはられた赤の紙

隆起し割れたアスファルト

ここの住人は今どこで暮らしてるだろうか

ああ心 混沌としてくる

強くはなれなくても弱くはないから

あきらめなければよい

あきらめないをひたすら続ける

唱えながら自分に誓う

 

旗振る火の用心 はいわかりました

そろそろと思いつつ歩き続ける

目を閉じても朝日が強く差し込む

川辺のカモはいっつもかわいい

死んだおじいが

庭のスズメに麻の実くれてたな

込み上げてくる涙みたいな鼻水が

 

朝日に固められちゃったシーサ&たぬき

きみたち夜はどこへ出掛けたの

人ん家の埃っぽい匂いとか

ガス漏れみたいな匂いかぎながら

私の散らかりきった部屋へ帰ろう

少しは温まってるはずだから